私はこれまで、いわゆる中核病院といわれる病院で手術・外来を中心に研鑽を積んできました。その経験はわずか20数年ですが、その間にも医療は様変わりしております。
医師の偏在化により、大きな科目の医師数が増加する中、泌尿器科医は厚生省統計でわずか6,000人であり、千葉県は全国的に最も少ない県の一つです。さらに医療の先進により細分化され、かつては他科の医師が診ていた病気も泌尿器科でなくては診れない状況にあります。
一方、高齢化に伴い排尿に関わる疾患や治療・処置を要する泌尿器科患者さまは増加の一途をたどっています。
この数年で感じたことは大きい病院だけでは泌尿器科患者さまは診切れないということです。ときには往診・訪問診療も含めた町のお医者さんにできることをこれから当クリニックで行い、手術・入院など高度な治療を連携する大きな病院に手際よくお願いするいわゆる地域医療こそがこれから求められる医療の形ではないかと思います。
これから佐倉市およびその周辺地域の地域医療の一角を担えるよう努力していきたいと思います。
さくら泌尿器科クリニック
院長 江越 賢一
平成4年 | 千葉大学医学部卒業 千葉大学医学部付属病院 |
平成5年 | 船橋市立医療センター |
平成6年 | 宇都宮済生会病院 |
平成7年 | 鹿島労災病院 |
平成8年 | 帝京大学千葉医療センター |
平成9年 | 千葉大学医学部付属病院 大学院入学 |
平成12年 | 公立長生病院 |
平成19年 | 千葉県がんセンター |
平成23年 | 公立長生病院 |
平成25年 | セコメディック病院 |
平成27年 | 津田沼中央総合病院 |